トルコリラ円はいつ上がる?上がらない?~いつが買いを徹底考察~

 

下がっている理由が消えれば上がる

あたり前の話しなのですが、下がっているのには下がっている理由が存在します。そして、一度その方向に向かいだすとなかなか相場の圧力は変えることが難しいという側面もあります。なので、かなり極端な値をつけないと反転しないといったことが、多々起こるのです。

 

ですが、結局のところ超長期的にみると相場はレンジです。ある一定の価格の中を行き来するだけです。その新たな価格帯をつけに行っているときはどこまでも行くようにみえるのですが、相場はレンジですので、どこかでは戻ることになります。

 

で、いつ、そういった反転が起きるかですが、それは下がっている理由が解消していくのと合わせて起こります。

 

理由を私が重要だと思う順番に列挙しますね。

  1. デフォルトの可能性の減退
  2. 金融政策インフレ回避に向かう(金利上昇)
  3. アメリカとの関係改善
  4. 他国・他勢力との関係改善

デフォルト可能性の減退

外貨準備が足りておらず、借金が返せないのでは?と市場でうわさされている件について明確にクリアにならないとなかなか上がりにくいです。そのためには経済成長が必要なのですが、強硬な姿勢を取ることで外国からの投資も集まりにくいという悪循環になっていますね。

 

我慢比べをしているだけのようにも見えますので、早くそれを脱して、軌道修正すればいいですが、それが遅いと傷口も広がると思います。

 

それがさらに悪化しても、保持している金の利用、黒海油田の存在などによってデフォルトは無いと思っていますが。トルコがデフォルトしない理由はこのページにまとめています。

     

    金融政策インフレ回避に向かう(金利上昇)

    2018年8月10日の暴落を招いたのはエルドアン大統領が金融政策でインフレ対策=金利上昇をしなかったことによる失望売りでした。

     

    ここの部分はエルドアン大統領の性格と結びついていてしまって、なかなか素直な金融政策をとっていないのですが、次のタイミングでは合理的な判断を下せるかどうかですね。

     

    そういう姿勢が見れれば、市場関係者の不安は1つ解消されることになります。

     

    アメリカとの関係改善

    アメリカがトルコに対して鉄鋼やアルミニウムに追加関税をかけました。これはアメリカの牧師をトルコが釈放しないことによって起こっていますが、なぜそういう姿勢になっているかというと、トルコでクーデターを起こそうとした主犯がアメリカにおり、送還されないからです。

     

    エルドアン大統領はそういう部分に怒っている訳です。

     

    そういう部分は継続的な交渉としつつアメリカとの関係を改善できるかが結構ポイントで、ここでロシアに流れてしまうと、不安定な状況が長続きしますし、西側のお金の流入は落ちるでしょうから、その場合はさらなる長期戦となってしまいますね。

     

    他国・他勢力との関係改善

    シリア、ロシア、IS、クルド、イスラエル、etc。とにかくいい関係を築けているといった国がないぐらいになっています。

     

    これは強気の外交をとるエルドアン大統領によるところが大きく、その姿勢が国を危うくもしているとも感じます。

     

    中東とヨーロッパの境目にある地理的にとても特徴がある国ですので、なかなか簡単にコントロールできる問題でもなく、継続的に紛争、テロがあることを前提としておいた方がいいです。

     

     

    まとめ

    とにかく、エルドアン大統領によるところが大きいのですが、独裁的な基盤の確立、700億の邸宅など、度が過ぎているところが散見され、長い間権力を持った人間は最後はみなこうなるといった典型的な人だとも思います。

     

    歳を取れば取るほどに柔軟な対応を取ることも難しい、となると、次の大統領選挙=再選が2019年11月に予定されているともいわれており(それに再選するとエルドアンさんは2029年まで大統領ができるように改憲中とも)、そこがキーポイントですね。

     

    経済やその他の問題を絡めてみたときにもそれぐらいの期間は必要だと思いますから、この記事を書いているのは2018年9月ですので、あと1年と2カ月ぐらいの最低価格ラインを彷徨った後に、大統領選挙をきっかけに上昇を始めるというのがいいストーリーだなーとも思います。