2018年8月のトルコリラ急落の「なぜ」~原因はこの4連打~

  1. もともとトルコを取りまく環境はよくなく長期的な下落トレンドが続いていた(外貨準備不足、テロ、海外直接投資、インフレ、etc)
  2. そこにアメリカとのやや目立つ問題が発生(牧師)
  3. さらにエルドアン大統領の経済対策の無策ぶりが露呈し、失望売り加速
  4. &同時にトランプ砲は発動(関税での制裁)

といった感じです。それでも私はトルコリラは今が1回目のチャンスだと思ってニヤニヤしながら5年後10年後の膨大な資産のために準備をコツコツと進めています

 

 

2018年8月10日のトルコリラ急落って何?

まず、トルコ大変らしいね?ぐらいでチャート見ていない人は、下の画像を確認ください。エルドアン&トランプの発言で一気に売りが加速しました。

 

トルコをめぐる事実(FACT)

外貨準備が足りてない

トルコは返す借金(政府債務残高)に対して、外貨準備(返すためのお金)が足りていないと言われています。なので、デフォルトの可能性も高いと。

 

実際にそうで、まず外貨準備残高のグラフからみてみると、

1000US億ドル付近=つまり10兆円ちょっとぐらいってことが分かります。最新はこちらのサイトから参照してください。

 

次に返さないといけないもの(政府総債務残高)の推移ですが、次のようになります。

これも1000億USドル=10兆ちょっととなりますね。

 

なので、返せないのでは?となるのですが、そこはそう単純な話でもなく、そのあたりは「トルコがデフォルトしない5つの理由!」にも書いています。金保持とかいろいろと。

 

インフレ率が上がり気味

トルコのインフレ率はもともと少し高いですが、ここ1~2年で上がり気味です。

先進国では2~3%を狙っていますし、経済発展著しい中国もそんなに高くはないです。そういう意味ではやっぱり高いです。トルコ政府が狙ってた一桁台を早々に実現しないとマズイでしょう。

 

そういう意味では金利を上げる必要があったと思うのですが、そこはエルドアン大統領・・・信念を優先させているようにも見えますね。

 

どちらにしてもエルドアン大統領が現実を直視して、ちゃんと金融政策(金利上昇)をできるか?が重要です。

 

海外からの直接投資が減っている

とにかく経常収支が赤字で、2017年は持ち直しつつあったものの、また拡大する傾向にありますね。新興国への資金流入が減っていると言われる中で、トルコはますますの苦境に陥っているようにも思います。

 

格付けも下がっている

格付けはずっと低いのですが、やや下がり目傾向ですね。

 

まずは世界におけるトルコの格付けの位置は・・・ジャンク級です。

 

ここ5年の格付けの推移はあまり変わらないですが、短期的に下げられているところもあり、状況が悪化していることを反映していますね。

 

結果としてかなり長期間ダウントレンドが続いている

結果としてその状況を反映するかのようなダウントレンドが続いています。まだ好転する兆しの理由は見当たらないため、積極的に買いに出るような戦略は打てないですね。なので、コツコツ戦略なのですが。

 

でも、人口構成、経済成長率は魅力

トルコの魅力はやはり経済成長とそれを支える若者たちが豊富という点です。地理的な意味では悪い方にもいい方にも転びますが、今は悪い方に転がっていますね。

 

 

事実(FACT)に加え、 リラ売り加速の原因となっていること

エルドアン大統領の金融政策

エルドアン大統領はイスラム教徒なので金利で利益を上げることを好みません。そういったこともあり、昨今の独裁政治色がつよいトルコにおいて、自分の意見がすべて通る状況ですので、金融政策についてもエルドアン色が出ていると思います。これがマイナスの方向に左右していると思います。

 

牧師問題

これはアメリカとの問題です。

 

クーデターを仕掛けたギュレン氏の送還をアメリカがしないことをエルドアンは相当怒っています。なので、牧師に関しても釈放しないという強い姿勢にもなっています。関税での制裁はトルコとロシアを近づけることとなり、アメリカにとっていいことだけではないと思うのですが、トランプさんはあまりそういうことを考えて行動する人でもないように見えます。結果がどうなるか分からないのが政治なので、変に予測してもいけませんが、牧師が解放されて、同盟国アメリカとの関係が一段落することがまずは必要ですね。

 

 

2018年8月10日に起こったこと

エルドアン大統領

金融政策について、特に金利上昇について発表を市場は期待していましたが、まったくその話にならずに市場は失望しました。この理由が一番大きな下落理由になりますね。

 

もともとエルドアン大統領はイスラム教徒なので、金利というものを上げたくないようで、そういった個人の信念みたいなものと結びついているので、これ以上悪い判断にはならないことを祈りたいですが、難しいかなーとも思っています。

 

トランプ大統領

トルコの鉄鋼などに対して追加の関税を発表しました。これがエルドアン大統領の無策失望売りと相まって売りを加速させましたね。

 

まとめ

とにかく今は状況が悪いですね。なので、コツコツ買います。言っている理由が分からない方もいると思いますが、投資はリスクが高いものほどリターンも大きく、私の場合は200万~300万を捨てる覚悟でトルコリラ投資をしています。

 

今はいろんな悪材料が重なっていて、まさにセリングクライマックスがいい感じで起こりやすいところです。大事なのはある程度のところでアメリカとの関係を回復し、実態経済が本当のデットラインを超えないようにコントロールすることです。

 

ですが、エルドアンは絶大な権力を手に入れてしまったせいか、皆の意見を反映できるようにも感じません。

 

なので、まだ悪化することを前提に投資はしないといけません。ここでインフレ加速、デフォルトとなってしまったら1回敗戦、でもトルコが立ち直ったら?相当な利益。どちらに賭けるか?これが投資の醍醐味ですよね。

 

私は200万~300万を捨てる覚悟でコツコツとポジションを積み上げることによって、リスクを抑えながらも10年後には1億以上の資産と月20万以上のスワップ収入が得られる方法で挑戦しています。詳細はこのページに書いていますので、よければどうぞ。